聖地巡礼歴15年のベテランが『日帰り』で「ラブライブ!サンシャイン!!」の聖地、沼津・内浦を巡礼してみた。(2/2)

日帰りで「ラブライブ!サンシャイン!!」の聖地巡礼を堪能!

東京駅から新幹線で三島へ


まず、東京駅から沼津・内浦の玄関口である三島駅へ向かいます。内浦へは沼津駅から東海バスに乗る方法と、三島駅から伊豆箱根鉄道駿豆線と伊豆箱根バスを乗り継ぐ2つの方法があり、今回は往路で三島駅経由、復路で沼津駅経由の方法を試すことにしました。
乗り換え検索サイトで沼津駅や三島駅までの鉄道の乗り継ぎと、その先のバス運行時刻も事前に調べておきましょう。なお、沼津・内浦への交通手段は地方都市としては比較的本数が多いので、東京から日帰りで聖地巡礼でも、鉄道やバスの時刻表を一切見ずにノリでなんとかなりそうです。
※Googleマップのルート検索を使えば、東海バスや伊豆箱根バスの時刻も含めて自宅から内浦までダイレクトに検索することもできます。


JR西日本の編成だった"こだま"635号

7:26東京駅発の東海道新幹線こだま635号に乗車し、沼津方面へ向かいました。三島駅は”東京駅から10分毎に発射するのぞみ"は停車せず、30分に1本程度の各駅停車"こだま"か一部の"ひかり"のみが停車するので注意しましょう。
新幹線に揺られて1時間ほど乗車すると、8:20に三島駅へ到着し新幹線を下車。


JR三島駅南口

三島駅で注意する点は、新幹線を降りてすぐの北口で改札を出てしまうと、伊豆箱根鉄道のある南口へアクセスができなくなるため、必ず南口へ向かいましょう。


伊豆箱根鉄道・三島駅

南口で改札を出たらJRの駅舎の隣にある伊豆箱根鉄道の三島駅へ。そして、伊豆箱根鉄道の窓口で、伊豆・三津シーパラダイスと三島-伊豆長岡間の鉄道、伊豆長岡からシーパラダイスまでのバスの乗車券(鉄道とバスいずれも片道)がセットになった「シーパラセット券」を2,280円で購入(「三津」の読みは「みと」)。


「HAPPY PARTY TRAIN」



三島-修善寺間を運行している伊豆箱根鉄道駿豆線では「ラブライブ!サンシャイン!!」ラッピング電車が訪問時は2編成走っており、そのうち1編成はAqours 3rdシングル「HAPPY PARTY TRAIN」とタイアップしたものになっています。ラッピング電車の「HAPPY PARTY TRAIN」は1日2~11往復運行されており、日によって時刻が異なるため伊豆箱根鉄道のウェブサイトで運行予定をチェックしておきましょう。

NEWラッピング電車「HAPPY PARTY TRAIN」の運行について

訪問した日は8:47三島駅発が「HAPPY PARTY TRAIN」で、三島駅への入線は8:30だったため17分の間に撮影を行いました。「HAPPY PARTY TRAIN」のMVで果南が電車に乗ろうとするシーンにも伊豆箱根鉄道の三島駅が背景しているので合わせてチェックしたい所です。

【試聴動画】Aqours 3rdSingle「HAPPY PARTY TRAIN」


また、アニメ聖地巡礼アプリ「舞台めぐり」による駿豆線のデジタルスタンプラリーが9月16日から始まっているようで(12月31日まで開催)、駅内の特設コーナーでは告知ポスターの掲示や「HAPPY PARTY TRAIN」仕様の1日乗車券の販売なども行われていました。
この他、「鉄道むすめ」の"修善寺まきの"も構内にノボリが立っていました。これらの展示物を全部撮影しようと思う人は、17分ではギリギリになってしまうので、一本前の新幹線を利用するなど、余裕を持った行動が必要です。


ヘッドマークは梨子のバースデー仕様でした。

「HAPPY PARTY TRAIN」で伊豆長岡駅を目指す


「HAPPY PARTY TRAIN」は時刻通り8:47に出発。3割くらいはファンっぽい人でしたが、地元民の利用も多いようです。



車内は中吊りや窓上の広告を掲示する場所をAqoursが埋め尽くしており圧巻。よく見ると「ドアの開閉にご注意ください」というドアステッカーもAqoursの9人が3ドア×3両にそれぞれ描かれており、更にドアの下の方にはキャラに対応する声優さんのサインが書かれていて芸が細かいので見逃さないようにしましょう。


途中、第1弾のラッピング電車とすれ違いました。


「HAPPY PARTY TRAIN」PVに登場する踏切

細かい点として、韮山駅(にらやま)と伊豆長岡駅の間には「HAPPY PARTY TRAIN」MVに出てくる踏切があるようで、窓越しで見たら巡礼者と思われる人がちょうど訪問していました。どちらの駅からも1キロちょっとなのでMVの場所を制覇したい場合は見に行きましょう。なお、MVに出てくる廃墟の車庫は大分県の旧豊後森機関庫なので沼津ではありません。


駅全体がAqours仕様の伊豆長岡駅がお出迎え


「HAPPY PARTY TRAIN」に揺られること約20分で伊豆長岡駅に到着。
伊豆長岡駅では、軍艦島や戦艦武蔵を建造した長崎造船所の施設などと一緒に「明治日本の産業革命遺産」として2015年にユネスコの世界遺産に登録された韮山反射炉へもアクセスできるので、ラブライブ聖地巡礼とは関係ありませんが、何度も沼津を訪れる予定なら足を運んで見るのもよいでしょう。


伊豆長岡駅はTVアニメ第6話や「HAPPY PARTY TRAIN」MVに登場しており、駅舎や建物内は等身大パネルや巨大なビジュアルがあり、「ラブライブ!サンシャイン!!」ガチャガチャやお土産屋でグッズも売られていてラブライブ!一色となっていました。世界文化遺産の韮山反射炉よりもラブライブ!の露出が多かったです。


ちなみに、本記事で「TVアニメ第○話」などと記載したものは全て第1期を示します。第2期では伊豆箱根鉄道の終点・修善寺からアクセスできる狩野ドームや虹の郷イギリス村がラブライブ!予備予選絡みで新規登場していますので、こちらも注目です。

伊豆箱根バスのラッピングバスで内浦へ


伊豆長岡駅からは、いよいよ「ラブライブ!サンシャイン!!」の舞台のメインとなる内浦方面へと向かいます。

駅舎や駅周辺で作中に登場するカットを撮影していると、駅舎の前にある「ラブライブ!サンシャイン!!」仕様のバス停に「ラブライブ!サンシャイン!!」仕様のバスがゆっくりと入ってきました。伊豆箱根バスは後ろ乗りで。乗車時に整理券を取り、下車時に料金を払う方式となっています。今回は、「シーパラセット券」を購入しているので、下車する際に整理券と合わせて券を見せましょう。

【ラブライブ!サンシャイン!!】 “ファン必見”ラッピングバス運行中&コラボグッズ販売中

伊豆箱根バスのラッピングバスは2台あり、運行ダイヤはこちらで確認できます。この日は、Aqours 2ndシングル「恋になりたい AQUARIUM」仕様の1号車で、海のテーマパークである伊豆・三津シーパラダイスに向かうにはこれ以上ない演出となりました。

伊豆長岡駅の接続時間は16分でバスは9:25に出発しました。


ラッピングバスの車内も「ラブライブ!サンシャイン!!」で埋め尽くされるような感じ。更に車内アナウンスまでAqoursの9人が担当しており、バス停ごとのオススメスポットの解説があったりするので視覚に加えて、耳も楽しませてくれます。


座席のリネンはAqoursメンバーのアイコンがあしらわれています。


伊豆・三津シーパラダイス


9:50に伊豆・三津シーパラダイスに到着。

Aqours 2ndシングル「恋になりたい AQUARIUM」のMVやTVアニメの背景として登場する伊豆・三津シーパラダイスは、日本で初めてイルカの飼育や、ラッコの繁殖に成功した実績を持つ水族館で、イルカやアシカなどを間近で見ることができます。今年で40周年のようで「みとしー」の名で親しまれ、「ラブライブ!サンシャイン!!」のファン以外にも家族連れなど一般の観光客の方も多数いるので、旅に浮かれて羽目をはずさないよう気をつけたい所です。



シーパラダイスのゆるキャラ「うちっちー」がAqoursメンバーにさりげなく混じっているのがポイント。

時間帯によりイルカやアシカショーも楽しめますが、残念ながら今回は日帰りであまり時間がないため、急ぎ足でTVアニメやMVに登場する場所を探して1時間くらいで切り上げました。内浦は何度来ても楽しめるため、次回に訪問する際はゆっくりと回りたいです。


三の浦総合案内所


梨子とルビィの生誕祭ムードになっていた三の浦総合案内所

三津シーパラダイスを訪問し終えたら、南西に歩いて伊豆半島の奥へ向かって500メートルほどの三の浦総合案内所へ寄りましょう。ここは「ラブライブ!サンシャイン!!」聖地巡礼の拠点となっており、館内はグッズやポスターで埋め尽くされているほか、交流ノートの設置やスタンプラリー帳の販売なども行われています。また、有志ファンが作成した舞台探訪マップの配布も実施されています。


ファンによる沼津市舞台探訪マップ


「ラブライブ!サンシャイン!!」は地域とのコラボが多数開催されているため、スタンプラリーで現在押せるスタンプの確認や、沼津内浦&西浦お宿探訪パズルラリー(執筆時点2018年3月31日まで開催)など、現在開催されているコラボについての情報を仕入れるのもよいでしょう。今回はシーパラダイスの後に訪問したが、まずこの三の浦総合案内所を先にするのもアリです。



駐車場には自動車やバイクのラッピング車両(いわゆる痛車)も停まっていることが多い。訪問時は住んでいる都市はみんなバラバラながら内浦で集合したラブライダーたちの姿もありました。


レンタサイクルでラッピング自転車を借りる


三の浦総合案内所の電動アシスト自転車

三の浦総合案内所や沼津駅周辺ではレンタサイクルを行っており、「ラブライブ!サンシャイン!!」の自転車をなんと無料で借りることができます!三の浦総合案内所で借りられるのは26インチの電動アシスト自転車で、沼津駅周辺のホテルで借りられるものは20インチの普通の自転車でした。

借りることのできる自転車
三の浦総合案内所 3台
沼津グランドホテル 1台
静鉄ホテルプレジオ沼津 1台
沼津リバーサイドホテル 1台
東横イン富士山沼津駅北口II 1台(訪問時故障中)

観光用レンタサイクル(ぬま輪)
訪問時にラッピング自転車が借りられたのは上記で、リンク先で最新情報をチェックしましょう。


沼津グランドホテルの自転車

自転車のレンタルは無料ですが3時間以内に返却する必要があるので、予めどこを回るか決めておいた方がよいでしょう。使用するにあたって特に問題はありませんでしたが、ブレーキなどのメンテナンス状態はまちまちな印象だったので乗る前にはチェックしておきましょう。
台数がそれほど多くないため希望の自転車が借りられるかは運次第ですが、公共交通機関のみでアクセスする場合は非常に心強いツールとなるためぜひ活用したい所です。


車での訪問は駐車場に注意


三の浦総合案内所の駐車場

車で訪問する場合は、三の浦総合案内所に無料で止めることができるますがそれほど受け入れ台数は高くないので注意が必要です。この他の主な駐車場は、伊豆・三津シーパラダイスが1回500円、あわしまマリンパークが1日500円となっています。


安田屋旅館


三の浦総合案内所で情報を集めたら沼津方面へ戻ってシーパラダイスから更に先に進みましょう。千歌の自宅のモデルとなったのは、明治の時代から続く老舗・安田屋旅館です。
文豪・太宰治が滞在し「斜陽」を執筆した部屋「月見草」も残されています。この「月見草」の部屋は、TVアニメのBlu-rayの特典映像で声優さんが中居体験をする場所でもあるそうなので、指定できるのであれば泊まって歴史ある旅館の風情を感じたいですね。


安田屋旅館のラブライブ!コーナー。

スタンプラリーのスタンプと建物の外観や入口付近の撮影は自由ですが、内部の撮影は日帰り温泉、宿泊、夜のファン交流会参加者のみなので注意。
ラブライブ!ブームによって今や宿泊者の8~9割くらいがファンとなっており予約が取りづらい宿となっています。どうしても泊まってみたい場合はかなり前から予約を入れておきましょう。


太宰治が滞在した「月見草」。宿泊時に撮影。「斜陽」の本も置かれています。

三津海水浴場


安田屋旅館旅館から道路を挟んだ反対側は三津海水浴場です。ここは「助けて、ラブライブ!」という「ラブライブ!サンシャイン!!」初のビジュアルが2015年2月26日の「電撃G's magazine.com」及び2015年2月28日発売の「電撃G's magazine 2015年4月号」で公開された場所になります。聖地巡礼の先駆者たちが背後の地形から「舞台は沼津の内浦ではないか?」と特定が始まった場所でもあるため、「ラブライブ!サンシャイン!!」始まりの場所であると共に「ラブライブ!サンシャイン!!」聖地巡礼始まりの場所でもあります。

TVアニメ第1話などにも登場するため、安田屋旅館と合わせて必ず押さえたい場所です。


松月


安田屋旅館や三津海水浴場から200メートルほど北上。TVアニメ第6話に登場して一躍有名になった松月は、内浦のブランドみかん「寿太郎」を用いた「西浦みかんパウンド」や「みかんどら焼き」が人気。座席に空きがあれば千歌たちがお菓子を食べていたイートインスペースも利用可能です。訪問時は偶然、香港から来た友達に遭遇して思わず吹き出しそうになりました。海外からのファンの来訪も多いようです。

この他、松月の近辺にあるセブン-イレブン、三津会館、三津郵便局バス停、内浦漁協、やまや食堂前の交差点などがTVアニメ集中して登場しています。


郵便局もこの通り、梨子のバースデーモードに。

時間に余裕がある時は長井崎へ


浦の星女学院のモデル・長井崎中学校

日程や時間に余裕がある場合や2回目以降の訪問の際は、三の浦総合案内所から更に奥へ進み長井崎にも足を伸ばしてみましょう。「ラブライブ!サンシャイン!!」のAqoursが通う浦の星女学院のモデルとなっている長井崎中学校、ふもとのバス停、学校へ続く坂などが作中に登場しています。
なお、長井崎中学校は、現在も学び舎として使用されているので、訪問する際は敷地内に立ち入ったり、生徒や学校関係者が写真に写り込んだりしないように注意しましょう。また、学校関係者から注意をされたり、身分照会を求められた際は、素直に対応しましょう。

「ラブライブ!サンシャイン!!」の聖地巡礼のムーブメントは地元やファンによる阿吽の呼吸によって成り立っています。ファン1人1人が意識を持って節度のある行動をするよう、心がけていただければと思います。


学校の前に掲示されている注意書き


弁天島神社


長岡城跡

長井崎付近には、TVアニメ第9話で果南のランニングコースになっている弁天島神社、第6話でMVを撮影する長浜城跡などもあります。


"とさわや"で昼食を


内浦を巡っているうちに昼時となったため善子のポップが目立つ"とさわや"で昼食を取ることにしました。ここはTVアニメ第5話でバス停のカットで映っており、スタンプラリーでは善子を担当しているため店の前には善子の等身大ポップが。店内ではグッズを買うこともでき、食堂の隣の旅館入口にはグッズでラブライブ!コーナーができていました。


No.1の一品という海鮮丼(1,500円)


内浦の活アジが食べられる"いけすや"

この他、内浦の巡礼時に食事を取る場合のオススメは"やまや食堂"や"いけすや"などが挙げられます。"とさわや"の近くの"やまや食堂"前の交差点はTVアニメに登場していましたが、現在は新しい建物になっています。
新しい建物の内部は電撃G's magazine 2017年4月号のビジュアルに登場しているそうです。"とさわや"から500メートルほど沼津方面に行ったところにある"いけすや"はドラマCDに登場しています。ただし、元々アジで有名なお店で食事時はかなり混雑するため時間には余裕を持っていきたい所です。


伊豆箱根タクシーのコラボタクシー



内浦を巡っていると伊豆箱根タクシーによる「ラブライブ!サンシャイン!!」コラボタクシーを何台も見かけました。Aqoursの9人が1人1台ずつ描かれたタクシーが用意されており、2時間の貸切で11,920円、以降30分ごとに2,980円で利用できるようです。安田屋旅館に乗り付けた曜タクシーは福岡から来たという男性が1人で貸し切っており、その満足げな表情は今でも忘れられません。


「ラブライブ!サンシャイン!!」コラボタクシー運行

あわしまマリンパーク


果南のセンター獲得を祝う横断幕が掲げられていました。

"とさわや"から1.2kmほど約15分歩くか、バスを使ってマリンパークバス停で下車すると“あわしまマリンパーク"の玄関口に到着。ここからフェリーで果南と鞠莉が住む島のモデルになっている淡島へ向かいます。

駐車場のあたりにあるチケット売り場で入園券を購入して淡島への連絡船を待ちましょう。訪問時は運良くマリンパークの桟橋へ向かうAqours仕様のラッピング船と淡島ホテル宿泊客専用の船の並びを見ることができました。


あわしまマリンパークと淡島ホテルへの連絡船

淡島ホテルは鞠莉の家族が経営する"ホテルオハラ"のモデルで、一泊3万円以上、最も高い部屋は30万円ほどするという高級リゾートホテル。いつかは泊まってみたいホテルですが、この日もファンと思われる人たちが淡島ホテル専用フェリーに乗り込む姿が見られなんとも羨ましかったです。



Aqours丸と呼ばれる連絡船に乗車すると船内も一面Aqours仕様となっており、声優さんのサインが随所に。乗船時間は5分程度なので風景と合わせて見逃さないようにしましょう。


マリンパーク園内には果南の家族が経営するダイビングショップのモデルがあるのですが、それを実際に見てみると、なんとカエル館となっていました。カエル館から更に奥に進むと、TVアニメ第4話でAqoursのメンバーがトレーニングする淡島神社があります。急な階段が続き、足元が悪いところもあるため十分注意して登りましょう。頂上の社殿前には多数のラブライブ!絵馬が奉納されていました。



淡島神社と無数の絵馬


マリンパークも梨子とルビィの生誕祭仕様に

淡島を巡って次のバスに乗車するまでの所要時間は最短で約1.5時間、園内をゆっくり回った場合は3時間程度見たほうがよいかもしれません。"あわしまマリンパーク"を訪問する人は半分以上がファンかと思うような盛況ぶりでした。

沼津駅から淡島へ向かう場合は、沼津駅前案内所(東海バストラベル沼津)や木負・江梨行きバス車内で、バス往復乗車券と入園券がセットになった「あわしまマリンパック」を購入することもできます。この場合はバス片道分ほどがお得になりますが、三の浦総合案内所のある長浜バス停などへ乗り通すことはできず別途運賃が必要になります。


東海バスで沼津駅へ


東海バスのラッピング車両

マリンパークの駐車場付近にあるマリンパークバス停から今度は内浦を離れて沼津駅を目指します。
内浦と沼津を結ぶ東海バスも「ラブライブ!サンシャイン!!」のラッピングバスを走らせています。訪問した時期には2台のバスが走っていましたが、直前に新しい2号車が事故に遭ったため運休になってしまいました。1号車のみとなったラッピング車両をうまく狙うのが難しかったため今回はやむなく行程に組み込むのは断念。

TVアニメ2期放送決定記念!! 「ラブライブ!サンシャイン!!」ラッピングバス2台目(2号車)運行開始!!

ラッピングバスの運行時間はこちらで確認できます。沼津駅と内浦を結ぶダイヤは1台につき1日2往復程度なので、どうしても乗りたい場合は時間帯をチェックしておきましょう。沼津内浦間でうまく利用できない場合は、内浦周辺で数区間だけ乗ってみるのもありです。


マリンパークから沼津駅の時刻表。

東海バスは伊豆箱根バスと同じく、後乗り・後払い・前降り方式。乗客の1/3くらいはファンと思われる人でした。
マリンパークバス停から沼津駅は約35分710円で、三の浦観光案内所の前にある長浜バス停からは約45分780円。本数は30分に1本程度あります、内浦から沼津駅への終バスは、休日は17時台で終わりなので乗り遅れには十分注意したい所です。もし、東海バスの終バスに乗り遅れたり、もっと遅くまで滞在したい場合は、マリンパーク20:43発の伊豆箱根バスに乗れば、伊豆長岡駅を経由して三島から新幹線を使って東京駅まで戻れます。


「ラブライブ!サンシャイン!!」仕様となった沼津駅南口の8番バス停

また、沼津から内浦へ向かう場合は沼津駅南口にある8番乗り場から木負方面のN21、N22、N23、N24、N25バスに乗車することになります。バス停には「ラブライブ!サンシャイン!!」のラッピングがされているのでわかりやすい。


沼津仲見世商店街


沼津仲見世商店街の入口

今回は東海バスの終バス1本前の17:25にマリンパークから沼津方面のバスに乗車した想定で進みます。淡島からバスに揺られて40分ほどの18:06、第6話で曜が「バスでちょっと行くとそこは大都会」と語っていた大都会沼津に到着。


マルサン書店仲見世本店ではTVアニメに登場した点をPR

沼津駅周辺は都心で夜間でも比較的明るいため、暗くなってからも巡礼が可能なので、「ラブライブ!サンシャイン!!」に登場したお店や飲食店を眺めて最後まで沼津を満喫しましょう。19時頃までの約1時間あれば商店街やヌーマーズなどの主要なスポットを巡ることが可能です。


商店街の入口から西に100メートルほど歩くとゲーマーズ沼津店があり、堕天使ヨハネこと喜子が看板娘となった「ヌーマーズ リトルデーモン店」仕様になっているのも見逃せません。


もっと沼津を満喫したい時


喜子の逃走劇で最後に到達する「びゅうお」。11話では内部も登場。

沼津で日没までに余裕がある場合や2回目以降の訪問時は、TVアニメ第5話で善子の逃走ルートとして登場する場所などを巡ってみましょう。喜子の住むマンションのモデルやその隣の沼津リーバーサイドホテルなどが見える狩野川沿い、少し距離はありますが沼津港まで行けば、大型展望水門「びゅうお」、沼津バーガー、沼津港深海水族館などが作中に登場しています。ラブライブ!予備予選会場となる沼津文化センターは、実際に声優さんによるライブも開催されました。沼津周辺でもレンタサイクルが便利です。


第5話や第8話で東京から戻った後などに登場する狩野川沿い


沼津文化センター

雄大 SUN!SUN! サンシャインCafe


「雄大 SUN!SUN! サンシャインCafe」の店内。メッセージボードには多数の書き込みが。

商店街を巡り、日も落ちてすっかり暗くなった後は再び沼津駅前に戻り、雄大 SUN!SUN! サンシャインCafeで夕食を取りました。入口付近はグッズの販売が行われており、店員に案内されてカフェブース内に入ると、作中に登場する海の家を再現、Aqoursの9人のパネル、声優さんのサインなどが設置されており圧巻。交流ノートもあり小ネタも満載なので、食事が出て来るまでの待ち時間も飽きません。


高海家の食卓 1,000円

なお、初めての場合は店内でのルールなどについて簡単な説明を店員さんがしてくれます。コースターのトレードは店内でも可能なので、それをきっかけにファン同士で交流を深めるのもよいでしょう。1人で来店した場合は基本的に相席になるようです。

「高海家の食卓」は駿河湾で捕れたカサゴの唐揚げに、静岡名物サクラエビとシラスの丼がついており、デザートのおはぎのお皿はさり気なく富士山が描かれています。アニメのコラボカフェやメイド喫茶などは、かつては電子レンジでチンしただけの学園祭レベルなものが出てきたり、近年は見た目や味に非常にこだわった企画も増えてきましたが値段が高いケースが多いので個人的には苦手意識がありました。
しかし、今回のコラボカフェは静岡県の特産物を豊富に使ったり、Aqoursのメンバーや曲のイメージをうまく再現しつつも価格が抑えられコストパフォーマンスにも優れている点は非常に評価できると思いました。訪問した日は9月が誕生月となる梨子とルビィの誕生記念メニューも。


注文している人が多かった梨子とルビィのバースデーメニュー


サンシャインぴっかぴか音頭

同名の曲をイメージしたパフェの「サンシャインぴっかぴか音頭」は実際に花火を点灯するという遊び心も。
隣の席を見ると、ルビィちゃんのドリンクを3杯くらい続けて頼んでいる人もいました。ドリンクや食事でもらえるコースターをコンプリートしたり、自分の推しアイドルのメニューをひたすら食べたりで、みんな思い思いにコラボカフェを楽しんでいるようでした。


モスバーガー富士急沼津店には当店がロケ地となった電撃G's magazineのビジュアルが掲示されていました。

この他、作中に登場する食事ができそうな場所は、やば珈琲店沼津店、香香飯店、モスバーガー富士急沼津店などがあります。中心部から少し離れるますが、珈琲専科欧蘭陀館下河原店は曜の自宅のモデルとされ、作中で曜が作ったヨキソバをイメージしたオムソバを食べることができます。


沼津駅でお土産に「のっぽパン」を買おう


沼津駅南口のベルマート

コラボカフェでお腹がいっぱいになったところで、名残惜しいのですがそろそろ帰宅の時間となってしまいました。

今回の巡礼で最後に訪れるのは沼津駅となります。南口は第7話でAqoursが東京へ向かう際など、北口は第3話でライブのチラシ配りをする場所として登場します。ただし北口と南口は駅に連絡通路がなく、入場券を購入して駅の中を通るか、駅の西側にある道路を通らないとたどり着けないため時間配分に注意が必要です。


コラボ「のっぽパン」

今回は時間の都合が有り、北口を巡るのはパスして、電車の待ち時間までは、沼津駅南口のベルマートでお土産を買うことにしました。静岡県民のソウルフードで、「ラブライブ!サンシャイン!!」第7話などで登場した「のっぽパン」が大量に売られているので、お土産や自分用に購入。
この日の夜は残念ながら「ラブライブ!サンシャイン!!」とのコラボ「のっぽパン」は売り切れていましたが、通常の「のっぽパン」や「ラブライブ!サンシャイン!!」コラボの「くるくるみかんロール」には在庫がありました。
コラボ「のっぽパン」は他に、静岡県内のバンデロール直営店や、沼津駅北口から歩けるイトーヨーカドー沼津店内のブレッドバスケット沼津店などでも販売されているため、どうしても手に入れたい場合は販売箇所をチェックして早めの時間に行ってみましょう。


在来線で東京まで帰る


第5話で喜子が逃亡するシーンで映った沼津駅のカット

最後にAqoursが目指した東京へ向かいます。
沼津から東京は在来線で2時間から2時間半ほど。通常は熱海駅で乗り換えが発生しますが、東京方面へは乗換なしで直通する列車が運行されており、訪問時のダイヤでは、平日と土休日共に18:08発宇都宮行き、19:04発小金井行き、20:36発宇都宮行きがありましたた。もちろん、三島駅で新幹線に乗り換える方法も可能です。

ちなみに東京から沼津への在来線は、5:20東京発、5:46東京発が沼津駅まで直通するので、これらの列車に乗れる人は利用してみるのもよいでしょう。もっと交通費を削りたい場合は、新宿-小田原間は小田急線を利用するという方法もあります。


沼津駅の熱海方面の土休日ダイヤ。乗り遅れにはくれぐれも注意しましょう。

今回は20:36発の宇都宮行きに乗車。みどりの窓口かモバイルSuicaでグリーン車自由席の切符(乗車距離51km以上 ホリデー料金 事前購入780円)を購入しておくと、疲れた時にリクライニングシートで静かにゆったりと過ごすことができます。


二階建てのグリーン車自由席(二階席)。個人的には個室感のある平屋席がオススメ。

巡礼を終えて

以上、関東から日帰りする場合の「ラブライブ!サンシャイン!!」沼津・内浦巡礼のモデルコース紹介となりました。

舞台となる場所は、細かい部分も挙げていくと沼津駅から内浦に至るまでかなり広い範囲に分布しており、東京から内浦まで片道3時間前後かかってしまうため、初めは沼津駅周辺のみに絞って内浦を外してしまうのも手だと思います。
複数回巡礼して徐々に行動範囲を広げていけば、季節による風景の変化を楽しめたり、現地で会う地元の人や他のファンとの交流もできるので、何度も訪問して沼津・内浦のリピーターになってほしいと思います。

今回の沼津訪問は「ラブライブ!サンシャイン!!」巡礼の始まりに過ぎないのです。

今回の旅では小学生くらいのお子さんとお母さんの家族連れで巡礼しているシーンに遭遇したのが印象的で、幅広い世代に聖地巡礼という行動様式が普及しているのを目の当たりにすることとなりました。筆者が聖地巡礼を始めたのは15年くらい前になりますが、当時は公式と地元のタイアップなどはほとんどなく、巡礼者同士ですれ違うこともマレで、うっかり遭遇してしまったらお互い苦笑いしながら会釈して通り過ぎるという感じだったため、時代の変化や今のタイアップありきで行われる聖地巡礼という文化の進化には驚くばかりです。

日本のアニメは東京にアニメスタジオが集中する関係で、物語の舞台やモデルとなる場所を取材するロケハンがしやすい杉並・練馬区区、山手線県内、関東近郊が聖地となるケースが少なくありません。例えば、「ガールズ&パンツァー」の大洗、数多くの文豪ゆかりの地で映画の撮影もよく行われアニメ作品でも登場することが多い鎌倉・江ノ島エリアなどが挙げられるでしょうか。今回は「ラブライブ!サンシャイン!!」を例に取り上げましたが、自分が好きで近場が聖地になっている作品があれば積極的に行ってみてほしいと思います。


著者紹介



著者名:かずぴー
ブログ&同人サークル『さざなみ壊変』を運営。ゲーム、アニメ、鉄道、航空情報などを紹介しつつ、アイマスのロケ地巡りや艦これの史跡探訪で世界中を飛び回り、海外の同人イベントにも精力的に参加中。海外のコスプレイヤーさんと仲良くなりたくて中華圏でも大人気のFGOを始めました!
http://sazanami.net/